2012年7月20日金曜日

シャンプーのし過ぎに要注意、「頭皮の皮脂」は抜け毛から守る!?

20代後半から30歳を過ぎた男性なら、誰でも一度は経験があるだろう。久しぶりに会った同級生の頭髪が妙に寂しいことになっており、複雑な気持ちを抱きつつ、その頭部にチラチラと視線を送ってしまう。

急に現実を突きつけられ、我に返ると、自宅に戻って鏡と睨めっこ。薄々と感じていた薄毛への危機感が、変化した友人の姿を目の当たりにすることで一気に現実味を帯びてくる。だが、頭皮に対する間違った認識と、薄毛の進行を食い止めたい焦りが、かえってこれを促進させるという矛盾したケースが増えていることをご存知だろうか?それは「皮脂を取り除き、頭皮を清潔にしよう」と、洗浄力の高いシャンプーを使ってみたり、シャンプーの頻度を著しく増やすことである。

実は、頭皮の皮脂には、角質を守る大切な役割がある。過剰な洗浄によって、必要以上に皮脂が取られてしまうと、身体はより皮脂を分泌しようとする。頭皮がオイリーになり、分泌された皮脂が酸化を起こせば頭皮環境が悪化し、様々な細胞の活動を阻害することで脱毛症の原因となる。

大切なのは、活性酸素が発生しやすいのが現代社会。食べ物の欧米化や、強い紫外線、ストレス、飲酒、喫煙は、皮脂をコントロールし、その酸化を防ぐことである。しかし、身体を酸化に導く、活性酸素の原因となるため、普段から活性酸素を撃退する“抗酸化"を意識しておく必要があるのだ。

とはいえ、なにかと慌しく、付き合いも多い中高年ビジネスパーソンが、毎日の食生活を見直し、ストイックに改善していくというのも現実的ではない。ならば、手軽に摂取できるサプリメントで身体の抗酸化をケアするというのも一つの選択肢といえるだろう。

高い抗酸化作用で注目を集め、テレビCMでも頻繁に流れているアスタキサンチンは、その代表的な成分の一つ。アスタキサンチンとは、水産物から抽出されるビタミン様の物質で、抗酸化力はビタミンEの約550倍、ビタミンCの約800倍、コエンザイムQ10の約1000倍、緑茶カテキンの約600倍といわれている。

中でも、業界のリーディングカンパニーといわれている富士化学工業では、高品質アスタキサンチンを配合したサプリメント、アスタビータ・シリーズをリリースして、アスタキサンチン・ブームの火付け役となったばかりか、今年7月には、アスタキサンチン配合の頭皮用ローション「トニックプラス」を発売し、話題を集めている。

過剰な皮脂を取り除くのではなく、皮脂の酸化を防ぐことで、頭皮環境を正常にするという同ローションは、30代-40代を中心とした育毛剤には抵抗がある世代に人気を博している昨今、頭皮のケアは今後さらに注目されることになりそうだ。