金融監督庁が設立されてから金融行政にとって最初の試金石が、日本長期信用銀行(以下、長銀)の破綻処理だった。長銀は九八年五月から、「巨額の不良債権を抱えて経営は立ち行かない」との月刊「現代」の記事をきっかけに株式市場で売り込まれ、深刻な経営危機に陥った。株価は額面の五〇円を割る水準にまで落ち込み、事実上破綻したような状況だった。
ところが、護送船団行政的発想にとらわれていた大蔵省と自民党は長銀の救済にこだわった。「長銀は破綻していない」「債務超過ではない」と強弁し、税金を投入して長銀の事実上の破綻を覆い隠したうえで、住友信託銀行に吸収合併させようとしたのである。
だが、税金による個別銀行救済に対しては国民の批判が強まった。さらに、合併相手とされていた住友信託も長銀の予想以上の不良債権の実態に恐れをなしたため、この救済策は白紙に戻ってしまった。
こうした状況の中で、同年秋の「金融国会」では金融再生法や金融機能早期健全化法が成立した。とりわけ、金融再生法は野党・民主党案を自民党が「丸のみ」した結果、成立したのである。
金融監督庁は同年一〇月二三日、金融再生法に基づいて長銀の破綻を認定し、「特別公的管理」(一時国有化)することを決めた。その際、同年三月末時点で長銀は三四〇〇億円の債務超過であることが発表された。
つまり、大蔵省や自民党が長銀を救済しようとした際の「債務超過ではない」という主張は完全なフィクションであることが、証明されたのである。しかも、その後の調査で債務超過額は際限なく膨らみ、最終的には四兆円近くにもなった。
世論と野党の圧力があったにせよ、金融当局が長銀の破綻を認定したことは金融行政にとって大きな転機だった。大手銀行ではすでに九七年一一月に北海道拓殖銀行の破綻があったが、金融当局や政界により近い存在だった長銀の破綻は、金融業界には衝撃だった。そして、同年十ー月に決まった日本債券信用銀行(以下、日債銀)の破綻は、もっと衝撃的だっただろう。
なぜなら、同行には窪田弘元国税庁長官(五四年入省、東大法)が頭取、会長を歴任していたこともあって、大蔵省は長銀以上に同行の救済・延命に執念を燃やしていたからである。九七年七月には大蔵省主導の「奉加帳方式」で民間金融機関と日銀が合計二九〇〇億円出資して、延命に手を貸した。
しかし、金融監督庁はこれ以上の延命は無理と判断して、破綻を認定したのである。この結果、当時の窪田会長と日銀OBの東郷重興頭取は証券取引法違反(有価証券報告書虚偽記載)の疑いで東京地検に逮捕された。
これらのことから分かるように、日債銀の乱脈経営には長銀以上に大蔵省が深く関与していた。そのため、同行破綻の結果、大蔵省の恥部が鮮明に浮かび上がったのである。従来のように大蔵省が金融行政の権限を独占していれば、このような事態は避けられたはずだ。
人事その他で、大蔵省の「植民地」と思われていた金融監督庁もまた、同様の行動を取るとみられていた。しかし、結果は違った。なぜか。大蔵省から金融監督庁に出向した幹部たちは、同省への忠誠心を持ちながらも、官僚特有の保身の本能も持っていた。
日債銀の救済に固執して無理な延命工作をすれば、破綻後に責任を問われる。しかし、早く破綻を認定してしまえば、その心配はないのである。だが、動機はどうであれ、金融行政の潮の流れは明らかに従来と違った。「財政・金融分離」の効果は確かにあったのである。
2012年8月7日火曜日
2012年7月20日金曜日
シャンプーのし過ぎに要注意、「頭皮の皮脂」は抜け毛から守る!?
20代後半から30歳を過ぎた男性なら、誰でも一度は経験があるだろう。久しぶりに会った同級生の頭髪が妙に寂しいことになっており、複雑な気持ちを抱きつつ、その頭部にチラチラと視線を送ってしまう。
急に現実を突きつけられ、我に返ると、自宅に戻って鏡と睨めっこ。薄々と感じていた薄毛への危機感が、変化した友人の姿を目の当たりにすることで一気に現実味を帯びてくる。だが、頭皮に対する間違った認識と、薄毛の進行を食い止めたい焦りが、かえってこれを促進させるという矛盾したケースが増えていることをご存知だろうか?それは「皮脂を取り除き、頭皮を清潔にしよう」と、洗浄力の高いシャンプーを使ってみたり、シャンプーの頻度を著しく増やすことである。
実は、頭皮の皮脂には、角質を守る大切な役割がある。過剰な洗浄によって、必要以上に皮脂が取られてしまうと、身体はより皮脂を分泌しようとする。頭皮がオイリーになり、分泌された皮脂が酸化を起こせば頭皮環境が悪化し、様々な細胞の活動を阻害することで脱毛症の原因となる。
大切なのは、活性酸素が発生しやすいのが現代社会。食べ物の欧米化や、強い紫外線、ストレス、飲酒、喫煙は、皮脂をコントロールし、その酸化を防ぐことである。しかし、身体を酸化に導く、活性酸素の原因となるため、普段から活性酸素を撃退する“抗酸化"を意識しておく必要があるのだ。
とはいえ、なにかと慌しく、付き合いも多い中高年ビジネスパーソンが、毎日の食生活を見直し、ストイックに改善していくというのも現実的ではない。ならば、手軽に摂取できるサプリメントで身体の抗酸化をケアするというのも一つの選択肢といえるだろう。
高い抗酸化作用で注目を集め、テレビCMでも頻繁に流れているアスタキサンチンは、その代表的な成分の一つ。アスタキサンチンとは、水産物から抽出されるビタミン様の物質で、抗酸化力はビタミンEの約550倍、ビタミンCの約800倍、コエンザイムQ10の約1000倍、緑茶カテキンの約600倍といわれている。
中でも、業界のリーディングカンパニーといわれている富士化学工業では、高品質アスタキサンチンを配合したサプリメント、アスタビータ・シリーズをリリースして、アスタキサンチン・ブームの火付け役となったばかりか、今年7月には、アスタキサンチン配合の頭皮用ローション「トニックプラス」を発売し、話題を集めている。
過剰な皮脂を取り除くのではなく、皮脂の酸化を防ぐことで、頭皮環境を正常にするという同ローションは、30代-40代を中心とした育毛剤には抵抗がある世代に人気を博している昨今、頭皮のケアは今後さらに注目されることになりそうだ。
急に現実を突きつけられ、我に返ると、自宅に戻って鏡と睨めっこ。薄々と感じていた薄毛への危機感が、変化した友人の姿を目の当たりにすることで一気に現実味を帯びてくる。だが、頭皮に対する間違った認識と、薄毛の進行を食い止めたい焦りが、かえってこれを促進させるという矛盾したケースが増えていることをご存知だろうか?それは「皮脂を取り除き、頭皮を清潔にしよう」と、洗浄力の高いシャンプーを使ってみたり、シャンプーの頻度を著しく増やすことである。
実は、頭皮の皮脂には、角質を守る大切な役割がある。過剰な洗浄によって、必要以上に皮脂が取られてしまうと、身体はより皮脂を分泌しようとする。頭皮がオイリーになり、分泌された皮脂が酸化を起こせば頭皮環境が悪化し、様々な細胞の活動を阻害することで脱毛症の原因となる。
大切なのは、活性酸素が発生しやすいのが現代社会。食べ物の欧米化や、強い紫外線、ストレス、飲酒、喫煙は、皮脂をコントロールし、その酸化を防ぐことである。しかし、身体を酸化に導く、活性酸素の原因となるため、普段から活性酸素を撃退する“抗酸化"を意識しておく必要があるのだ。
とはいえ、なにかと慌しく、付き合いも多い中高年ビジネスパーソンが、毎日の食生活を見直し、ストイックに改善していくというのも現実的ではない。ならば、手軽に摂取できるサプリメントで身体の抗酸化をケアするというのも一つの選択肢といえるだろう。
高い抗酸化作用で注目を集め、テレビCMでも頻繁に流れているアスタキサンチンは、その代表的な成分の一つ。アスタキサンチンとは、水産物から抽出されるビタミン様の物質で、抗酸化力はビタミンEの約550倍、ビタミンCの約800倍、コエンザイムQ10の約1000倍、緑茶カテキンの約600倍といわれている。
中でも、業界のリーディングカンパニーといわれている富士化学工業では、高品質アスタキサンチンを配合したサプリメント、アスタビータ・シリーズをリリースして、アスタキサンチン・ブームの火付け役となったばかりか、今年7月には、アスタキサンチン配合の頭皮用ローション「トニックプラス」を発売し、話題を集めている。
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